「男女共同参画の視点からの防災」への講師派遣 実施報告
実施報告
地域における男女共同参画の視点を取り入れた防災体制づくりに向けて、市町村や自治会等から男女共同参画の視点に立った防災対策の研修会の開催要望があった際、当センターから講師を派遣しています。
今回は、つがる市役所入所2~4年目の職員の方々に講演しました。
つがる市は、今年8月の大雨により、出荷量全国1位のゴボウを始めメロンやリンゴなどに多大な被害が生じた地域です。
講演では、災害発生時には、性別、障害の有無や種類、家族構成等様々な違いにより必要とする対策や支援が異なり、現状の「男性中心型防災」では対応が難しく「男女共同参画型防災」を意識することで、災害時の困難を最小限にすることができることをお話しました。
今、男女共同参画社会はなぜ必要なのか、防災になぜ男女共同参画の視点が必要なのかを、阪神・淡路大震災、東日本大震災等を例に挙げ、他県の好事例も紹介しながらお話しさせていただきました。
参加された方からは、「男女共同参画について概ね理解できたと思う」「災害発生時においては、男女が共同で対応することの重要性を認識することができた」「今後は、普段からの業務において、今回の研修で学んだことを参考にしていきたいと思う」等の感想をいただきました。
開催概要 下記の講座は終了しました。
日時
令和4年9月26日(月)13:30~15:30
場所
つがる市生涯学習交流センター「松の館」
講師
青森県男女共同参画センター部長 高橋一枝(防災士)
対象
つがる市役所職員
参加者
21名
主催
つがる市役所総務部防災危機管理課