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青森県の女性の姿

青森県の女性に関する各種データを紹介します。《令和2年10月一部更新》

働く女性が抱える問題

(1)育児休業制度の利用状況(男女別育児休業取得者割合 単位:%)

資料:雇用均等基本調査(厚生労働省)
(全国)年度 14 16 17 19 20 21 22 27 28 29 30
女性 64.0 70.6 72.3 89.7 90.6 85.6 83.7 81.5 81.8 83.2 82.2
男性 0.33 0.56 0.50 1.56 1.23 1.72 1.38 2.65 3.16 5.14 6.16

※女性(出産した者に占める割合)
 男性(配偶者が出産した者に占める割合)
なお、青森県内の事業所における平成30年1月1日から平成30年12月31日までの育児休業制度の利用状況は、青森県中小企業等労働条件実態調査(労政・能力開発課)によると、出産した女性の94.8%が育児休業を利用したのに対し、配偶者が出産した男性の利用率は2.1%であった。

(2)男女別一般労働者の所定内給与額(平均):厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)

令和元年
区分 青森県
所定内給与額
女子の水準
(男=100)
(%)
全国
所定内給与額
女子の水準
(男=100)
(%)
女(円) 男(円) 女(円) 男(円)
産業計 204,000 265,200 76.9 251,000 338,000 74.3
建設業 185,400 252,300 73.5 251,900 345,100 73.0
製造業 164,700 248,100 66.4 217,500 319,500 68.1
卸売・小売業 189,700 281,000 67.5 242,200 352,600 68.7
医療・福祉 224,100 284,700 78.7 262,400 339,300 77.3
サービス業 167,800 217,400 77.2 206,000 278,700 73.9

(3)本県における男女別・年齢階級別労働力率(平成27年:総務省「国勢調査」)
労働力率:15歳以上人口に占める労働力人口(就業者+完全失業者)の割合


pdf:[42kb]
★青森県の女性の労働力率は、30歳代を谷とするM字カーブを描いており、20歳以上の年代においては全国平均より高く、M字型カーブも緩やかである。
★青森県の男性の労働力率は、20歳代後半から50歳代までを山とする台形を描いている。

(4)夫婦の役割分担の理想と現実(平成27年:「青森県男女共同参画に関する意識調査」)

 
pdf:[11kb]                  pdf:[11kb]

◎平成27年に県が行った「青森県男女共同参画に関する意識調査」によると、夫婦の役割分担について、理想は「家計は共同、家事・育児も共同」が67.1%(女性回答者の74.6%、男性回答者の56.7%)と相変わらずトップで、前回(平成21年)調査より3.2%増加している。一方、現実は「家計は共同、妻が家事・育児」が44.2%(女性回答者の47.8%、男性回答者の39.1%)とトップで、前回調査より4.6%増加している。

◎理想とする生活は、男女とも「家計は共同、家事・育児も共同」であるが、現実は「家計は共同、妻が家事・育児」と女性に負担がかかっている状況が伺える。

(5)男性の積極的な家事・育児等への参加に必要なこと(平成27年:「青森県男女共同参画に関する意識調査」)


pdf:[76kb]

◎男性の積極的な家事・育児等への参加のためには、「夫婦や家族間でのコミュニケーションをよくはかること」(64.8%)、「社会の中で男性による家事・子育て・介護についても、その評価を高めること」(56.3%)となっており、ほとんどの項目において女性の方が必要だと感じている割合が高くなっている。

(6)セクシュアル・ハラスメント(平成15年・21年:「青森県男女共同参画に関する意識調査」)

セクシュアル・ハラスメントの経験(複数回答あり)
被害経験 率(%)
全体 女性 男性
H15 H21 H15 H21 H15 H21
性的ジョーク 20.4 29.7 24.3 34.1 15.1 24.3
差別的な言い方 32.5 28.4 38.8 29.2 24.6 26.4
容姿の中傷 15.9 18.7 19.7 20.6 11.4 16.5
結婚や出産の話題 7.9 15.2 10.2 18.2 5.0 11.5
体をさわられた 11.1 13.6 17.0 21.5 3.5 3.2
お酌やダンスの強要 15.7 13.2 22.5 19.2 7.0 5.4
電車内や路上の痴漢 11.8 10.9 18.8 17.9 2.7 1.4
セクハラを受けたことがない 36.8 26.2 27.7 23.2 49.4 30.4

◎平成21年に県が行った「青森県男女共同参画に関する意識調査」によると、セクシュアル・ハラスメントの被害経験の中では、「性的ジョーク(嫌がっているのに性に関する話やジョーク、冗談を聞かされた」(29.7%)、「差別的な言い方(をされた)」(28.4%)、「容姿の中傷」(18.7%)、「結婚や出産の話題」(15.2%)となっており、このうち平成15年実施の調査から大きく増加したものは「性的ジョーク」(9.3%増)、「結婚や出産の話題」(7.3%増)であり、「差別的な言い方」は4.1%の減少となっている。

◎「セクシュアル・ハラスメントを受けたことがない」は、平成15年では36.8%であったが、平成21年では26.2%であり全体で10.6%の減少となっているが、特に男性ではその差が大きく、19.0%の減少となっている。

(7)男女間における暴力(平成27年:「青森県男女共同参画に関する意識調査」)


pdf:[8kb]
◎配偶者からの暴力を受けた経験のある人は26.8%(「何度もあった」10.4%+「1・2度あった」16.4%)、「全くない」とする者の割合が68.2%となっている。女性の被害経験は31.3%、男性の被害経験は20.1%となっており、女性の3人に1人、男性の5人に1人が被害にあっている。

(8)雇用における男女の機会均等の動き

男女雇用機会均等法(以下、「均等法」という。)が施行されて34年余りが経過し、この間女性の雇用者数の増加、勤続年数の伸長、職域の拡大等女性の就業に関する国民一般の意識や企業の取組みも変化した。

しかし、妊娠・出産を理由とする解雇・退職勧奨や職場におけるセクシャルハラスメント等、均等法違反が疑われる事例も依然としてみられ、一方、管理職に就く女性の割合は低い等、雇用の分野における男女間の格差が未だみられるところである。

このような状況の下、雇用管理のあらゆる面において、性別によることなく、個々人の能力を十分に発揮できる環境を整備することが大変重要な課題となっている。

女性と学校教育

(1)高い女性の大学進学率。短大進学に偏る傾向

(平成15年3月/県教委:「高等学校卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 22.8% 29.2% 26.0%
短期大学 10.8% 1.6% 6.2%
34.0% 31.8% 32.9%
(平成17年3月/教育政策課:「高等学校卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 25.0% 34.1% 29.6%
短期大学 10.7% 1.9% 6.3%
36.9% 37.0% 37.0%
(平成21年3月/教育政策課:「高等学校卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 31.0% 38.7% 34.9%
短期大学 11.7% 1.5% 6.5%
42.7% 40.2% 41.4%
(平成22年3月/教育政策課:「高等学校卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 31.7% 38.2% 35.0%
短期大学 12.1% 1.6% 6.7%
43.8% 39.8% 41.7%
(平成28年5月/教育政策課:「平成27年度高等学校等卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 35.8% 38.1% 37.0%
短期大学 10.1% 1.1% 5.5%
45.9% 39.2% 42.5%
(平成29年5月/教育政策課:「平成28年度高等学校等卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 36.5% 39.2% 37.9%
短期大学 9.9% 1.2% 5.6%
46.4% 40.4% 43.4%
(平成30年5月/教育政策課:「平成29年度高等学校等卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 39.1% 41.8% 40.5%
短期大学 9.1% 1.3% 5.2%
48.2% 43.1% 45.7%
(令和元年5月/教育政策課:「平成30年度高等学校等卒業者の進路状況」)
女性 男性 男女平均
4年制大学 38.2% 41.5% 39.9%
短期大学 9.2% 1.4% 5.2%
47.4% 42.9% 45.1%


(2)小学校・中学校で多い女性教員の比率

(平成13年度/県教委:「学校一覧」)
小学校 62.5% 中学校 43.3% 全日制高等学校 26.6%
(平成18年度/県教委:「学校一覧」)
小学校 62.8% 中学校 43.1% 全日制高等学校 27.6%
(平成21年度/県教委:「学校一覧」)
小学校 63.6% 中学校 44.5% 全日制高等学校 29.0%
(平成23年度/県教委:「学校一覧」)
小学校 64.1% 中学校 44.6% 全日制高等学校 29.96%
(平成28年5月/県教委:「学校一覧」)
小学校 65.0% 中学校 45.2% 全日制高等学校 33.0%
(平成30年5月/県教委:「学校一覧」)
小学校 65.7% 中学校 45.9% 全日制高等学校 33.7%

政策方針決定過程への女性の参画

(1)少ない女性議員

(平成16年4月1日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 51 3 5.9
市議会議員 213 16 7.5
町村議会議員 892 37 4.1
(平成18年4月1日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 48 1 2.1
市議会議員 459 31 6.8
町村議会議員 592 19 3.2
(平成22年4月1日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 46 2 4.3
市議会議員 277 21 7.6
町村議会議員 395 15 3.8
(平成23年4月1日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 48 3 6.3
市議会議員 267 24 9.0
町村議会議員 383 15 3.8
(平成27年12月31日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 48 3 6.3
市議会議員 241 28 11.6
町村議会議員 357 10 2.8
(平成28年12月31日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 46 3 6.5
市議会議員 241 28 11.6
町村議会議員 355 10 2.8
(平成29年12月31日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 46 3 6.5
市議会議員 242 29 12.0
町村議会議員 352 10 2.8
(平成30年12月31日現在)
総数(人) うち女性(人) 女性比率(%)
県議会議員 46 3 6.5
市議会議員 241 32 13.3
町村議会議員 356 12 3.4

(2)県の各種審議会等の女性委員

委員総数 うち女性委員 女性比率(%)
H6.12.1 1,451人 139人 9.6%
H7.12.1 1,437人 164人 11.4%
H8.12.1 1,469人 218人 14.8%
H10.3.31 1,562人 298人 19.1%
H11.3.31 1,541人 336人 21.8%
H12.3.31 1,503人 400人 26.6%
H13.3.31 1,397人 435人 31.1%
H14.3.31 1,381人 479人 34.7%
H15.3.31 1,317人 478人 36.3%
H16.4.1 1,162人 417人 35.9%
H17.4.1 1,144人 404人 35.3%
H18.4.1 999人 326人 32.6%
H22.4.1 919人 290人 31.6%
H23.4.1 921人 301人 32.7%
H24.4.1 937人 312人 33.3%
H25.4.1 965人 337人 34.9%
H26.4.1 975人 340人 34.9%
H27.4.1 954人 328人 34.4%
H28.4.1 952人 339人 35.6%
H29.4.1 1,006人 355人 35.3%
H30.4.1 1,048人 366人 34.9%
H31.4.1 1,040人 347人 33.4%


(3)県における女性管理職の登用状況(資料:人事課)

課長級以上 課長補佐級 主査級 役付計 一般職 職員総数
8 年 度 総数(人) 568 1,557 1,630 3,755 2,885 6,640
うち女性(人) 13 92 389 494 1,147 1,641
女性比率(%) 2.3% 5.9% 23.9% 13.2% 39.8% 24.7%
13 年 度 総数(人) 668 1,602 1,762 4,032 2,555 6,587
うち女性(人) 40 113 638 791 993 1,784
女性比率(%) 6.0% 7.1% 36.2% 19.6% 38.9% 27.1%
16 年 度 総数(人) 715 1,611 1,725 4,051 2,109 6,160
うち女性(人) 41 155 648 844 858 1,702
女性比率(%) 5.7% 9.6% 37.6% 20.8% 40.7% 27.6%
18 年 度 総数(人) 727 1,645 1,641 4,013 1,909 5,922
うち女性(人) 39 185 628 852 809 1,661
女性比率(%) 5.4% 11.2% 38.3% 21.2% 42.4% 28.0%
22 年 度 総数(人) 529 1,495 1,275 3,299 1,502 4,801
うち女性(人) 30 199 559 788 788 1,576
女性比率(%) 5.7% 13.3% 43.8% 23.9% 52.5% 32.8%
23 年 度 総数(人) 507 1,469 1,243 3,219 1,477 4,696
うち女性(人) 29 207 537 773 782 1,555
女性比率(%) 5.7% 14.1% 43.2% 24.0% 52.9% 33.1%

管理職に占める女性職員の割合・各段階に占める女性職員の割合

H28.4.1 H29.4.1 H30.4.1 H31.4.1 R2.4.1
副参事級以上に占める女性職員の割合 3.8% 4.1% 4.4% 4.7% 5.4%
本庁部局長・次長相当職 6.0% 6.7% 7.4% 7.7% 4.8%
本庁課長相当職 3.3% 3.6% 3.9% 4.1% 5.5%
本庁課長補佐相当職 16.7% 17.9% 19.4% 20.7% 22.6%
本庁係長相当職 40.2% 41.0% 42.7% 43.2% 41.1%

(4)中学・高校で進む校長の女性登用

(平成15年度/県教委:「学校一覧」)
校長 教頭
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
小学校 425 76 17.9 430 89 20.7
中学校 167 6 3.6 194 18 9.3
全日制高校 84 5 6.0 102 7 6.9
養護学校 14 2 14.3 18 3 16.7
(平成17年度/県教委:「学校一覧」)
校長 教頭
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
小学校 396 70 17.7 405 88 21.7
中学校 164 6 3.7 186 17 9.1
全日制高校 84 8 9.5 105 5 4.8
養護学校 14 3 21.4 19 3 15.8
(平成21年度/県教委:「学校一覧」)
校長 教頭
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
小学校 351 54 15.4 360 98 27.2
中学校 160 13 8.1 178 6 3.4
全日制高校 75 7 9.3 96 1 1.0
特別支援学校 18 1 5.6 26 7 26.9
(平成29年度/県教委:「学校一覧」)
校長 教頭
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
総数(人) うち女性
(人)
女性比率
(%)
小学校 287 56 19.5 295 47 15.9
中学校 149 5 3.4 163 17 10.4
全日制高校 69 7 10.1 91 7 7.7
特別支援学校 19 5 26.3 28 4 14.3

男女の意識

(1)男女の地位の平等感(平成15年,21年,27年度比較:「青森県男女共同参画に関する意識調査」)


pdf:[9kb]                                                   pdf:[9kb]


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pdf:[10kb]

(2)「男は仕事、女は家庭」についての考え方(平成15,21,27年度比較:「青森県男女共同参画に関する意識調査」)

平成15年,21年度

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平成27年度

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