女性活躍推進企業の取組事例(青森レコードマネジメントサービス株式会社)
業種:その他専門サービス業(記録情報管理)
青森レコードマネジメントサービス株式会社
設立:1998年10月 本社所在地:青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附1-38 従業員数:105人(男性27人/女性78人)
常務執行役員 尾崎 岳治さん
主な女性活躍推進のための取組・働きやすい職場環境づくり
・女性活躍推進法に基づく行動計画の策定
・女性の管理職比率の向上
・女性のキャリアアップに向けた各種研修の実施
・女性のキャリアアップに向けた意識改革や
風土づくりの実施
・仕事と家庭の両立を可能とする
「両立支援制度」活用の周知
・人事労務部門とのコミュニケーションを
密にして職場復帰をサポート
・女性活躍推進法に基づく行動計画の策定
・女性の管理職比率の向上
・女性のキャリアアップに向けた各種研修の実施
・女性のキャリアアップに向けた意識改革や
風土づくりの実施
・仕事と家庭の両立を可能とする
「両立支援制度」活用の周知
・人事労務部門とのコミュニケーションを
密にして職場復帰をサポート
職場のいい雰囲気を目指すうちに
子育て世代にも優しい職場へ
青森レコードマネジメントサービス株式会社は、1993年に六ヶ所村で文書管理業務を開始し、バックアップオフィス事業などを展開しています。創業当時から現在まで女性は従業員の7~8割を占めていますが、結婚出産等で退職するということはほぼ無くなりました。お客様との信頼関係を築いていくという意味でも、できるだけ長く勤めてほしいと思っています。
もともと女性が多く子育て中の社員も多かったため、休みがとりやすいような働きやすい雰囲気づくりを目指した結果、いつの間にか一人ひとりに合わせた相談ができる体制ができていました。突然の休みは「あって当たり前」という考えが共通認識としてあると思います。男性でも女性でも子どもの都合による休みを取りやすい雰囲気になっていますし、無理して出社している様子があれば「無理しなくてもいいから帰りなさい」とこちらから声がけする時もあります。
もともと女性が多く子育て中の社員も多かったため、休みがとりやすいような働きやすい雰囲気づくりを目指した結果、いつの間にか一人ひとりに合わせた相談ができる体制ができていました。突然の休みは「あって当たり前」という考えが共通認識としてあると思います。男性でも女性でも子どもの都合による休みを取りやすい雰囲気になっていますし、無理して出社している様子があれば「無理しなくてもいいから帰りなさい」とこちらから声がけする時もあります。
社内コミュニケーションで、ちいさな声も拾い上げる
働きやすい組織づくりのひとつとして以前から行われているのが、意見交換会です。この会は現場の社員と経営層が話し合うもので、その時の課題などに添ってテーマが決められます。
この意見交換会を行うことで社員の困りごとや要望に積極的に対応していこうという風土ができました。中には自分の考えを周囲に伝えるのが苦手な人もいますが、そういう人の考えを拾える場にもなっています。普通であれば私たち経営層が見たり聞いたりできないような内容の悩みも、この会で聞くことができると「それならすぐに対応できるんじゃないかな」とすかさずアクションを起こせます。
なるべく普段から現場の社員の意見が経営層の耳に届くように意識はしていますが、どこかでフィルターがかかって聞こえてこない部分もあります。そういった部分の拾い上げに、現場の声が直接聞けるこの意見交換会は大きく役立っています。
この意見交換会を行うことで社員の困りごとや要望に積極的に対応していこうという風土ができました。中には自分の考えを周囲に伝えるのが苦手な人もいますが、そういう人の考えを拾える場にもなっています。普通であれば私たち経営層が見たり聞いたりできないような内容の悩みも、この会で聞くことができると「それならすぐに対応できるんじゃないかな」とすかさずアクションを起こせます。
なるべく普段から現場の社員の意見が経営層の耳に届くように意識はしていますが、どこかでフィルターがかかって聞こえてこない部分もあります。そういった部分の拾い上げに、現場の声が直接聞けるこの意見交換会は大きく役立っています。
社外活動を通して個々の経験値UP
青森県内で就業・結婚出産・育児等のライフイベントを経て活躍している“あおもり女子就活・定着サポーターズ「あおもりなでしこ」”として2018年から当社の女性社員が活動しています。最初のご縁があってから、せっかくなので他の社員にも同じような経験、キャリアを積んでほしいという想いで3代目の現在まで継続しています。
その他にも、キャリアアップセミナーなどに参加することで個々のスキルや経験の底上げをしています。
その他にも、キャリアアップセミナーなどに参加することで個々のスキルや経験の底上げをしています。
勤続年数に関わらず
能力を評価する体制にシフト
ここ3年で女性の管理職を2名輩出しました。現在の女性管理職割合は25%です。
中途採用をしていると感じるのが、前職で管理職などリーダーを経験されている人は、転職して全く畑違いの業種に来ても能力が高いということです。そのような方々には、在籍年数に関わらず早期の昇進機会を与えていきたいと思っています。ある程度の基準を持ちながらも、過去の経験値を踏まえて早い段階で昇格を決めているので、入社して3年程でリーダーになった女性も数名います。
中途採用をしていると感じるのが、前職で管理職などリーダーを経験されている人は、転職して全く畑違いの業種に来ても能力が高いということです。そのような方々には、在籍年数に関わらず早期の昇進機会を与えていきたいと思っています。ある程度の基準を持ちながらも、過去の経験値を踏まえて早い段階で昇格を決めているので、入社して3年程でリーダーになった女性も数名います。
変革を求められる今
世の中の仕事の仕方が変わってきています。紙よりオンライン、在宅リモートワークなど、そのスピードはコロナ禍で一気に加速し、当社の業務に大きく関わる「情報の取り扱い」が難しくなっています。
どうやって安全に情報を管理するかというところに会社のテーマが変わっていて、私達もその変化に遅れないようにしなくてはいけない一方、まだまだ現場にいて業務を行う需要もあります。その変化やギャップにどう対応するか、お客様に先んじて提案する基盤をどう作っていくかということも含めて、社員一人ひとりのスキルアップや働きやすい環境づくりをしていくことが急務だと考えています。
どうやって安全に情報を管理するかというところに会社のテーマが変わっていて、私達もその変化に遅れないようにしなくてはいけない一方、まだまだ現場にいて業務を行う需要もあります。その変化やギャップにどう対応するか、お客様に先んじて提案する基盤をどう作っていくかということも含めて、社員一人ひとりのスキルアップや働きやすい環境づくりをしていくことが急務だと考えています。
青森の地で、男性女性問わず
すべての社員が能力を発揮できるように
青森という地に根ざして長く経営し、たくさんの雇用を創り出すことで、この地域に還元していきたいというのが当社の方針のひとつです。いろいろな人が男性女性に関係なくそれぞれのライフスタイルに合わせて、当社で能力を発揮してくれるのが一番望ましい姿です。そのための環境整備に継続して取り組むことが、結果として女性の管理職が増えるなど女性の活躍にもつながっていくと思っています。
(令和5年12月取材)