講座レポート

いつもの講演会とは少し違う趣きの会場。雨宮さんのご希望もあって、参加者と近く、ざっくばらんに「一緒に考える」ことができる距離感を演出したレイアウトで講演会はスタートしました。

「個人の問題は社会の問題」「プレカリアート」「女性の貧困」「セーフティーネット」と、キーワードを設け、それぞれについて、青森県男女共同参画センターの小山内副館長が雨宮さんに質問していくというスタイルで話は進んでいきました。

ご自身の経験や豊富な取材に基づき、今の社会の「生きづらさ」を次々とあぶり出していく雨宮さんの言葉に、ひとつひとつ深くうなづく参加者が何人もおられ、ここ青森における「生きづらさ」「困難」を目の当たりにすることになりました。

最後のキーワードは「しあわせ」。会場の皆さんにも「あなたにとってしあわせとは？」と問いかけながら、ひとりひとりがしあわせに向けて何かしらの行動を起こしていくことの大切さを確認しました。

この講演会はひとつのきっかけかもしれませんが、さまざまな困難を抱えているのは自分ひとりではないのだということを共感でき、未来に向かって一歩踏み出す意味ある「きっかけ」になったのではないでしょうか。

開催概要

日時

2013年6月23日（日）13:30～15:30

場所

アピオあおもり　イベントホール

講師

雨宮　処凛さん（作家、活動家）

参加者

62名

参加費

無料

託児

5名

チラシ

• 雨宮処凛の未来を照らす講演会 「しあわせになりたい～この生きづらい国ニッポンを変える～」