三沢市役所
「男女共同参画の視点に立った避難所開設・運営について」実施報告
実施報告
地域における男女共同参画の視点を取り入れた防災体制づくりに向けて、市町村や自治会等から男女共同参画の視点に立った防災対策の研修会の開催要望があった際、当センターから講師を派遣しています。
今回は、採用3年から10年程度の三沢市職員の方々を対象に講演させていただきました。
内容は、下記のとおり。
①なぜ今、男女共同参画社会なのか
②男女共同参画の視点による防災・減災対策
③避難所での取り組みのポイント
◎会場の様子◎
<三沢市総務部防災危機管理課実施報告書より>
なぜ、男女共同参画が必要なのか、そして災害時に係る男女共同参画の重要性など好事例を含めた内容であり、当市の今後の防災・減災対策において参考となることが多々あり、非常に有意義な研修となりました。
時代に合わせたアップデートを今後も行い、様々な年齢、そして性別でも安心できる災害に強いまちづくりを推進していきます。
・「男女共同参画社会」が進まない状況は、女性だけでなく、男性にとっても生きづらい社会である
との解説には「はっ」とさせられました。女性の生きやすさを高めることは、同時に男性をも生き
やすくすることなのだと思うと、ますます重要な取り組みなのだと実感しました。
・なぜ防災に女性のリーダーが必要なのかを改めて確認できた。男女共同参画の視点からの防災は災
害リスクの軽減になり今後は「どうやって災害のリスク(被害)を最小限にするか」という考え方
で対応していかなければならないということが大変勉強になりました。
・男女共同参画の視点から防災について学ぶ機会が今まであまり無かったため、とても参考になっ
た。避難所の運営で配慮すべき点等も教えていただいたため、災害発生時にすぐ対応できるよう、
福祉でも準備を進めることが重要だと感じた。
・防災研修に男女共同参画の視点というのがはじめ分からなかったですが、避難所運営において非常
に重要だということが分かりました。男女でのニーズの違いがあり、女性もリーダーとして関わっ
ていかなければ、女性のニーズに応えられないというのも本当にそうだなと思います。
・実際に災害時等の避難所を開設し、運営しているシーンをニュース等で見ることがあったが、女性
や子供が受けている、もしくは感じている犯罪・ストレスなどを目にする機会が無かったので新鮮
さとショックを受けた。女性しか分からない悩み(男性もあると思うが…)は実際に避難所を開設
していなくても想定できるので平時の備えが必要であると感じた。
・共同参画を理解しているつもりでしたが、実際の災害の避難所の「生」の声を知ったことにより、
より今後の避難所運営に活かすことが出来ると思いました。とても有意義な研修でした。
・山形県高畑市の事例が印象的だった。それぞれ担当の部署で分担して準備を行ったり実施するとい
うことがとても効率的でいいと思った。三沢市でも全庁的な防災研修が実施されているので今後も
継続する必要性があると感じた。
開催概要 下記の講座は終了しました。
日時
令和6年7月25日(木)13:30~15:30
場所
三沢市役所 本館4階 大会議室
講師
青森県男女共同参画センター部長 高橋 一枝(防災士)
参加者
36名
参加費
無料
託児
なし