11月6日:パートナーセッション2016 アピオあおもり秋まつり / 「登山家 田部井淳子の歩んだ道~夫が語る 一人の女性としての生き方~」実施報告
実施報告
11月6日、アピオあおもり秋まつりを開催しました。
あいにくのお天気で雪がちらつく中、アナウンスとともに9時30分からたくさんのお客様にご来場いただきました。館内は、午前午後合わせて全部で51団体の出展がありました。過去最高の出展団体数の中で、それぞれの団体で男女共同参画とのつながりについて考えた「あなたの団体にとっての男女共同参画とは?」の掲示や、県内6地域男女共同参画ネットワークや当センターの事業紹介パネル等、来場者にも男女共同参画について考えていただく機会を、出展団体の皆さんと共につくりあげた秋まつりになりました。
午後のイベントホールプログラムは、全国的にも珍しい男女が対になって演舞する今別町伝統芸能「荒馬」のパフォーマンスからスタートし、主催者挨拶、青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰、講演と続きました。「登山家 田部井淳子の歩んだ道 ~夫が語る 一人の女性としての生き方~」と題した講演では、10月にお亡くなりになった登山家田部井淳子さんの夫である田部井政伸さんを講師に迎えました。淳子さんが病気になってからも震災後に取り組んできた福島県の高校生との富士登山の様子を紹介したテレビ番組やエベレスト日本女子登山隊の秘蔵映像などを交えて紹介し、聞き手の石岡百合子さんとの話の中で、そこに込められた淳子さんの強い想いやサポートしてきた政伸さんの想いを知ることができました。最後に、淳子さんの生涯を振りかえり、「『女性として可能性のあるものをすべてやりたい』と妊娠・出産を経験し、夫婦で子育て、日々の食事作りを一生懸命やってきた。夫婦仲良く、一生懸命頑張ってきた毎日の積み重ねが家族の歴史、個人の歴史につながった。ふつうのおばさんとして何事も一生懸命生きてきた」と語り、会場の参加者に「できるだけ体を使って、毎日積み重ねて自分の歴史を刻んでほしい」とメッセージを残してくれました。
今回、約1600名の来場者があり、男女共同参画のこと、県内のさまざまな男女共同参画に関する活動を知る機会、たくさんの人と人がつながる場となったのではないかと思います。青森県男女共同参画センターが主催する一大イベントである秋まつり。今後も、一人でも多くの県民のみなさまに、男女共同参画が少しでも身近なものとして考える機会となってほしいと思います。
<会場の様子>
開催概要 下記のイベントは終了しました
パートナーセッション2016 アピオあおもり秋まつり
日 時 : 平成28年11月6日(日) 9:30~15:30
会 場 : アピオあおもり全館
全体来場者数 : 約1600名
・イベントホールプログラム講演
開 演 : 13:00~15:10
会 場 : アピオあおもり 2階イベントホール
講 演 : 「登山家 田部井淳子の歩んだ道」~夫が語る 一人の女性としての生き方~
講 師 : 田部井 政伸さん(故田部井淳子(登山家)の夫)
・聞き手 石岡 百合子さん(株式会社 JOY 代表取締役)
参加者 :イベントホールプログラム : 224名
参加費 : 無料(一部有料)
託 児 : 3名
☆イベントプログラム☆ イベントプログラム(表・裏面)PDF:206kb イベントプログラム(中面)PDF:276kb
主催
青森県男女共同参画センター