<3/7>女性相談と支援に関する研修会~DVと離婚~を実施しました。
実施報告
日 時:平成31年3月7日(木) 13:00~16:00 |
場 所:アピオあおもり イベントホール |
講 師: (第一部)くくな法律事務所 弁護士・社会福祉士 馬場望さん (第二部)青森地方裁判所 主任書記官 青木堅一さん |
参加者:154名 |
参加費:無料 |
託 児:なし |
DV防止のためには、被害者支援体制の整備が大切です。平成25年にDV防止法が改正されましたが、その一方で被害者が抱える背景は複雑多様化しています。相談者に適切な支援を行う知識と対応策を学ぶことを目的に、実務に携わっておられる講師をお招きし、研修会を開催しました。
第一部は、講座「相談者の背景にある問題を理解する~DV・離婚・子ども 法的支援の現場から~」と題して、講師は弁護士・社会福祉士の馬場望さんでした。
馬場さんは担当の少年事件から、虐待や貧困の背景にDV問題が潜むケースが多いことを知り、家族、子ども、女性に関わる問題に取り組んでいます。講演では、「女性問題は人権の問題である」と延べた上、架空のDVケースのどこにDVを感じるか、どこに問題があるのかをポイントを押さえながら講義し、離婚に向けた手続きの流れを解説。「弁護士に相談する」の話の中では、弁護士に依頼するメリットや活用する際の留意点に加え、相談者が実際に弁護士を活用するとなった時、相談員としてできるアドバイスについても述べられました。
第二部は、講座「離婚調停について」で、青森家庭裁判所主任書記官の青木堅一さんからの講義でした。
青木さんからは、「調停申立てするには?」を始め、申立費用のこと、調停の流れ、様子、などをDVDや講義を交え、具体的に分かりやすく解説して頂きました。
講座の参加者は、日々の業務でもすぐに活用できる解説を受け、大きくうなずきながら、熱心にメモを取っているのが印象的でした。