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男女共同参画用語集 「わ行」

男女共同参画用語集 「わ行」

ワークシェアリング
直訳は「仕事の分かち合い」です。現役労働者の労働時間を短縮し、この時間短縮部分に対応して新たに雇用者を増加させることです。この方策の直接の狙いは、解雇の回避=雇用の維持、失業者の雇用=雇用創造でした。1970年代あるいは1990年代の雇用情勢の悪化に直面したヨーロッパ、特に、フランス、ドイツ、オランダ等を中心に進められました。この実施に際しては、賃金水準を企業が維持する、企業の賃金水準切り下げ分を政府が補う、賃金を切り下げる、といったタイプがあります。日本では、賃金切り下げを前提してワークシェアリングを考える場合が多いです。この実施が、性別役割分担と長時間労働、雇用差別等を改革するための手段になるかについては検討が必要です。
ワーク・ライフ・バランス
仕事(有償労働)と私生活とが調和、あるいは両立している状態をさします。企業が雇用者の企業活動への積極的参加と生産性の向上を引き出し、女性労働力を活用するために打ち出しましたが、雇用者側でも仕事のストレスの解消、子育て・介護等の必要から、その推進を求めています。アメリカ合衆国での1980年代以降の経験の上に提唱されて国際的にひろがり、日本でも2007年12月に「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」が政労使の「トップ会談」で決定しました。2010年6月に憲章と指針に新たな文言を取り入れた「新合意」に変更されました。日本では、労働時間の短縮や男性の無償労働参加の促進等の実効性の憲章が必要です。
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